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ロストワックス鋳造

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ロストワックス鋳造(精密鋳造)とは

通常の砂型鋳物は、砂にベントナイトと水を混ぜた鋳型砂を強く固め、鋳型にしたものを使用します。これに対してロストワックス鋳造品は、まず正確な金型による射出成形で造られたワックス模型を製作します。
このワックス模型は耐火度が高く、熱膨張の少ないジルコン粉や溶融石灰粉などの耐火物と、強力な粘結材(コロダイルシリカやエチルシリケートの加水分水液)を混合した泥状の鋳型材(スラリー)の中に浸漬(コート)します。乾かないうちにやや粗目の耐火物粒を振りかけた後で乾燥するサンディングという工程を実施します。また、コートとサンディングを数回繰り返すことで所定の厚みにします。適度の厚みになり、十分乾燥したら加熱してワックス模型を溶出します。これを高温で焼成した後、鋳込みを行います。

以上のような工程で造られたロストワックス鋳造品は、通常の砂型鋳物と違った、強固で肌面が美しく、寸法精度の高い鋳造品となります。
◆ロストワックス鋳造品(精密鋳造品)の特長

  1. 機械加工の困難な形状の製品でも、鋳肌が美しく精度の高い鋳物の量産ができます。
  2. 形状が複雑で、加工工程の多いものに適用すると有利です。
  3. 数種の部品を一体化することにより、機械の性能を向上させたり、加工工数を低減できます。
  4. 中子の使用により、中空の鋳物の製作も可能な場合もあるため、他の工法では求められない自由な設計ができます。
  5. 均一な組織の鋳物が得られますので、鍛造品のように強度に方向性がありません。
  6. 金型の寿命が半永久的であるため、リピート注文に対して金型コストの発生がありません。

◆ロストワックス鋳造品(精密鋳造品)
ができるまで

ワックス模型
ワックス模型
バラシ後
バラシ後
ロストワックス鋳造完成品
ロストワックス鋳造完成品

ロストワックス鋳造による
コストダウン実例

1.重量低減

1.重量低減
1.重量低減

2.材質改善

2.材質改善
2.材質改善

3.設計変更

3.設計変更
3.設計変更

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